2017年6月9日金曜日

「碓東小学校 流水池記念日集会」に参加しました

 6月9日(金)、碓東小学校にて開催された「碓東小学校 流水池記念日集会」に講師として参加しました。これは同校のビオガーデン「碓東流水池」の完成記念日を祝い、流水地や地域の自然環境の理解を深めることを目的とする行事で、毎年6月に行われています。
 この日、未来塾からは松本代表ら4名が参加。はじめに、全校児童を対象に開催された集会で「流水池ソング」合唱、校長先生のお話、環境委員会によるビオガーデンについての解説や発表がありました。その後、1年生と3年生は「碓東流水池」に移動。動植物を見ながら、児童からの質問に答える形で、ビオガーデンに関する学習会を行いました。


2017年6月1日木曜日

未来塾研修旅行を行いました

 2017年5月27日から28日にかけて、未来塾の研修旅行を行いました。岐阜県郡上市石徹白(いとしろ)小水力発電と世界遺産となった白川郷を廻るツアーです。
 一行が松本市に入ったところで、「高山」と書いた紙を持った若者たちに遭遇。聞けば、信州大学のヒッチハイクサークルの皆さんで、高山にいったん集合し、下呂温泉まで目指すとのこと。
ヒッチハイクで高山を目指す、信州大学の学生と
ロシアからの交換留学生

 予定通りにいかないのが未来塾のツアー。道中、ひときわ大きな古民家を発見。急遽、立ち寄ることに。高山市丹生川町の国指定重要文化財「荒川家住宅」で、代々、この地域の名主を務めるほどの旧家だったそうです。当時使われていた家財道具の他、この地域は安中と同様に、養蚕が盛んだったとのことで、その道具なども展示されており、私たちも身近に感じられました。
国指定重要文化財「荒川家住宅」
 
 郡上市石徹白に到着。出迎えていただいたのは「NPO法人 やすらぎの里いとしろ」の久保田政則理事長。「地域でできることは地域で」という考えから、電気制御・土木工事・日常維持管理を、試行錯誤を繰り返しながら発電の実用化に取り組んでいます。現在稼働している水力発電は3機。売電による収益から農産物加工所の再稼働、特産品の開発、来訪者の増加、移住者の増加(子どもの増加、平均年齢低下)など、さまざまな効果を生んでいるそうです。
 安中でも地形的に似ている所があるので、小水力発電のシステムはクリーンエネルギー対策に、地域づくりの面からも、参考になる面が多いと思います。
やすらぎの里いとしろ理事長 久保田さん

石徹白番場清流発電所の内部を見学

用水路に設置された「らせん水車」の発電設備

 翌28日は郡上八幡の街歩きと世界遺産に登録となった白川郷見学。幾つかのグループに分かれ、散策しました。郡上八幡では古い街並みが残されており、古民家を活かしたお店が観光客を呼び寄せていました。また、郡上八幡は、食品サンプルの発祥地であり、全国シェアの大半を占めているとのこと。食品サンプル作りを体験できるお店もあり、早朝からかなり賑わっていました。
郡上八幡城の天守閣から街を望む

 一方、白川郷では観光客の多さと外国人の割合の多さにビックリ。各地から観光バスがひっきりなしにやって来る状況でした。世界遺産になる前に、白川郷に訪れた事のある会員は、その変貌ぶりにとても驚いていました。

白川郷の合掌造りを見学
  2日間の研修旅行でしたが、過ぎてしまえば、あっという間の出来事でした。多くの出会いがあり、また、学んだ事も沢山ありました。安中の地域づくりに活かせればと思います。