一行が松本市に入ったところで、「高山」と書いた紙を持った若者たちに遭遇。聞けば、信州大学のヒッチハイクサークルの皆さんで、高山にいったん集合し、下呂温泉まで目指すとのこと。
ヒッチハイクで高山を目指す、信州大学の学生と ロシアからの交換留学生 |
予定通りにいかないのが未来塾のツアー。道中、ひときわ大きな古民家を発見。急遽、立ち寄ることに。高山市丹生川町の国指定重要文化財「荒川家住宅」で、代々、この地域の名主を務めるほどの旧家だったそうです。当時使われていた家財道具の他、この地域は安中と同様に、養蚕が盛んだったとのことで、その道具なども展示されており、私たちも身近に感じられました。
国指定重要文化財「荒川家住宅」 |
郡上市石徹白に到着。出迎えていただいたのは「NPO法人 やすらぎの里いとしろ」の久保田政則理事長。「地域でできることは地域で」という考えから、電気制御・土木工事・日常維持管理を、試行錯誤を繰り返しながら発電の実用化に取り組んでいます。現在稼働している水力発電は3機。売電による収益から農産物加工所の再稼働、特産品の開発、来訪者の増加、移住者の増加(子どもの増加、平均年齢低下)など、さまざまな効果を生んでいるそうです。
安中でも地形的に似ている所があるので、小水力発電のシステムはクリーンエネルギー対策に、地域づくりの面からも、参考になる面が多いと思います。
やすらぎの里いとしろ理事長 久保田さん |
石徹白番場清流発電所の内部を見学 |
用水路に設置された「らせん水車」の発電設備 |
翌28日は郡上八幡の街歩きと世界遺産に登録となった白川郷見学。幾つかのグループに分かれ、散策しました。郡上八幡では古い街並みが残されており、古民家を活かしたお店が観光客を呼び寄せていました。また、郡上八幡は、食品サンプルの発祥地であり、全国シェアの大半を占めているとのこと。食品サンプル作りを体験できるお店もあり、早朝からかなり賑わっていました。
郡上八幡城の天守閣から街を望む |
一方、白川郷では観光客の多さと外国人の割合の多さにビックリ。各地から観光バスがひっきりなしにやって来る状況でした。世界遺産になる前に、白川郷に訪れた事のある会員は、その変貌ぶりにとても驚いていました。
白川郷の合掌造りを見学 |