2024年4月28日、碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」にて、フジバカマの株分け、植え替えをしました。
フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。
未来塾では、絶滅が危惧されている原種を守るため、園芸種と交配しないように、種を作らず、株分けのみで増やして行く方法を採っています。
ところで、フジバカマにはアサギマダラという蝶のオスが好んで訪れます。フジバカマに含まれる物質〝ピロリジジンアルカロイド〟の摂取が性フェロモンの分泌に必要だからと言われています。アサギマダラは旅をする蝶としても知られ、台湾や東南アジアなどから日本へやってきます。中には2500㎞もの長旅をして日本に飛来したものもいるようです。
昨年、「原種フジバカマ育成園」で捕獲、マーキングしたアサギマダラが鹿児島県喜界島で再捕獲された記録もあります。今年もアサギマダラ の飛来を期待しています。
なお、今回の植え替えや管理に要する費用の一部はぐんま緑の県民税(ぐんま緑の県民基金)から支出されます。
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先ずはフジバカマを掘り起こします |
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株分けをします |
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その間に畑を整えます |
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1つ1つ丁寧に植えていきます |
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大きく成長してアサギマダラを呼び込んでね! |