2025年10月5日日曜日

フジバカマを使った「匂い袋」を作りました

 フジバカマ(Eupatorium japonicum)は、奈良朝時代に中国から渡来し、関東以西の川べりに見られる多年草です。秋の七草の一つ「藤袴」として知られていますが、今では野生地が激減して絶滅危惧種に指定されています。

また、クマリンという香り成分を含んでいて、乾燥させることで桜餅のような良い香りがします。この香りは、匂い袋や入浴剤として利用され、リフレッシュや気分転換に最適です。フジバカマは、万葉集や源氏物語にも登場し、古くから日本人に愛されてきました。

この度、「原種フジバカマ育成園育」で育てたフジバカマの葉を乾燥させたものを使った「香り袋」を作成しました。活動にご賛同、ご協力いただいた方にお分けしておりますが、数に限りがございます。すべてのご要望に添えない場合がありますので、ご了承ください。

「匂い袋」作りのようす

出来上がった「匂い袋」