2012年2月7日火曜日

【フリマ裁判】最高裁、前市長岡田氏の上告を棄却

最高裁の裁判官全員一致で安中市の未来塾に対する名誉毀損が確定しました

問題となった出来事

私たちは平成18年8月に「秋のフリーマーケット(第32回)」開催のために公園使用許可申請を行いましたが、受理されませんでした。その後、行政との意見交換会が9月に行われ、その意見交換会の内容について前市長の岡田氏が自ら「執筆」した、事実とは異なる、ねつ造された文章(一市民団体を誹謗中傷するような「ウソの文章や情報」)が安中市長名で市内全戸23,000世帯に配布されました。


未来塾勝訴判決の要旨 


  1. 前市長の岡田氏の行為が違法であると明確に認めた判決です
    平成19年9月2日に行なわれた未来塾(3名)と安中市(4名)との意見交換会の概要を市民に説明するために(未来塾:「目を見て話をしろ」と冒頭から怒鳴る)と前市長の岡田氏が自ら執筆して、広報紙に掲載させ、安中市の全戸23,000世帯に配布させた行為は市の公権力の行使に当たり、この行為が違法であると認めた判決です。
  2. 前市長の岡田氏の行為が違法な「名誉毀損」であると明確に認めた判決です
    名誉毀損であるかどうかは、一般読者が書かれている記事から受ける印象や認識に従って判断するものです。前市長の岡田氏の行為で未来塾の社会的評価が低下させられたとして、岡田氏の名誉棄損行為を明確に認めました。
  3. 未来塾が怒鳴った事実はないと認めた判決です
    談話に記載された「目を見て話をしろと冒頭から怒鳴った」との部分が真実であると認めることはできないと判示しました。これは端的に、未来塾は怒鳴っていないということです。
  4. 未来塾が提出した録音記録を正当に評価し、前市長の岡田氏が提出した「要点筆記」の正確性に疑問があるとした判決です
    録音記録について「不自然な点は認められず、後日の修正や編集が加えられたとは認められない」と明確に判示しました。また、前市長が提出した、A6版23ページにも及ぶ、意見交換会後に思い出しながら書いたとされる「要点筆記」については記載内容の正確性に疑問があるとしました。

2012年2月10日 朝日新聞

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