2025年6月11日水曜日

環境教育講師向けの現地研修会

 2025年6月8日、碓東小「碓東流水池」において、環境教育講師向けの現地研修会を実施しました。これは6月18日に開催予定の「流水池記念日集会」に講師として参加するメンバーを対象に、現地にて指導内容を確認しました。

今回、初めて講師として参加する人もいることや、昨年の反省を基に指導内容や役割分担の変更があることから、実際に見学する順路や動植物の生態説明などシミュレーションを実施しながら進めました。

流水池記念日集会はビオガーデン「碓東流水池」の完成記念日を祝い、流水池や地域の自然環境の理解を深めることを目的としているもので、例年、「地元の専門家」として未来塾メンバーが赴き、児童に直接、流水池での学習や遊び方、注意事項などを指導しています。
なお、記念日集会当日の様子は後日、お伝えする予定です。

研修会の様子

資料と現場の状況を照らし合わせていきます

幼虫の棲み処

水棲動物を観察

2025年5月24日土曜日

ビオガーデン「碓東流水池」の整備をしました

 2025年5月18日(日)、碓東小学校のビオガーデン「碓東流水池」の整備をしました。毎年6月上旬に行われる流水池完成記念行事を前に実施しているもので、今回は草刈り、植栽作業のほか、アメリカザリガニによるものと思われる穴の補修を行いました。

 当初はいなかったアメリカザリガニですが、何故か棲みついており、流水地の生態系を破壊しています。また、流水地の法面・底部など穴をあけるので、水の流出や川岸の強度低下を招き、児童を巻き込む事故にも繋がります。

 今回は地元の水境地区で採れた粘土をベースに、30か所ほどの穴の補修を実施しました。条件付特定外来生物に指定されアメリカザリガニの駆除も併せて進めることで、児童たちの学びの場・遊びの場・憩いの場として活用されている「碓東流水池」の整備を続けて参りたいと思います。
引き続きご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

草刈りからスタート

植栽も併せて行いました

あいた穴を粘土を詰めて塞ぎました

〇印が補修箇所

2025年5月7日水曜日

かしの木保育園の「フジバカマ」植栽に協力

 2025年5月8日、富岡市のかしの木保育園の「フジバカマ」植栽に協力しました。昨年に引き続き、今年も協力することになり、10名が参加しました。

園隣接の畑に先生と園児みんなでフジバカマを植えました。手際よく、上手に作業ができました。作業後にはお礼として、みんなで歌をうたっていただきました。

フジバカマが順調に育って、旅する蝶として知られる「アサギマダラ」の飛来も期待しています。アサギマダラの観察をみんなでしたいですね。

作業に参加された皆さん、おつかれさまでした!

作業のようす

みんなで力を合わせて頑張りました

植栽後の畑 すくすく元気に育ってね!

2025年5月6日火曜日

「碓東小流水地」にてフジバカマ 植栽

2025年4月27日、碓東小学校 のビオガーデン「碓東小流水地」にて、原種フジバカマ の植栽をしました。絶滅が危惧されている原種を守るため(交配しないように)、種を作らず、株分け で増やす方法を採っています。この日は前週に掘り起こし、株分けしたものを植付けしました。

フジバカマにはアサギマダラという蝶のオスが好んで訪れます。フジバカマに含まれる物質〝ピロリジジンアルカロイド〟の摂取が性フェロモンの分泌に必要だからと言われています。アサギマダラは旅をする蝶としても知られ、台湾や東南アジアなどから日本へやってきます。中には2,500㎞もの長旅をして日本に飛来したものもいるようです。

作業のようす

種でなく、株分けで増やしています

作業後

ちょうど、ヤマツツジが見ごろでした

「旅する蝶」アサギマダラのが飛来する貴重な学校ビオトープである「碓東流水池」の整備を今後も続けたいと考えております。皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申しあげます。

2025年4月28日月曜日

原種フジバカマの植栽

 2025年4月27日、碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」にて、フジバカマの植栽をしました。4月20日に株分けしたものを植え付けました。

園芸種との交配を防止するため(絶滅が危惧されている原種を守るため)、種を作らず、株分けで増やす方法を採っています。

この日は畝の整形、穴堀り、植え付け、水やりなど工程毎に作業を分担、スムーズに進み、予定通り終了しました。作業に参加された皆さん、おつかれさまでした!





作業のようす

2025年4月23日水曜日

原種フジバカマの株分けをしました

 2025年4月20日、碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」にて、フジバカマの株分けをしました。フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。

未来塾では、絶滅が危惧されている原種を守るため、園芸種と交配しないように、種を作らず、株分けのみで増やして行く方法を採っています。この日はフジバカマを掘り起こし、株分けまでを行いました。なお、植栽は後日実施予定です。

なお、今回の作業に要した費用の一部はぐんま緑の県民税(ぐんま緑の県民基金)から支出されます。

まずはフジバカマを掘り起こします

育成状態を見ながら、株分けをします

植栽は後日実施予定

肥料を撒いて、畝づくりを進めます

2025年4月3日木曜日

「碓東流水地」の護岸補修

 2025年3月30日、碓東小学校のビオガーデン「碓東流水地」の護岸補修を実施しました。

校内に存在するビオトープとして、多くの児童たちが訪れて川の縁を歩くことで、川岸が崩れたり、川幅が狭まってしまいます。また、アメリカザリガニが開けた穴から水が漏れる被害などがあるため、定期的に補修を実施しています。

本来は前日の作業予定でしたが、降雨により、この日に延期しました。水境地域で産出された粘土を用いて護岸を補修、元通りの川幅、水深に戻すように作業をしました。

作業のようす

地元の粘土を使って護岸を補修

もとの川幅、水深に戻りました

2025年3月7日金曜日

「原種フジバカマ育成園」の整備を実施

 2025年3月2日、碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」の整備を行ないました。
先ずは、丸太で作ったベンチの再塗装を実施しました。想定より劣化が進み、地面に接する部分が腐食。その部分を削ぎ落とし、塗装し直しました。

予め腐食部分を削っておきます

塗り残しのないように、注意して塗装

出来上がり

また、すべてのベンチを点検したところ、脚となる部分を固定している金具が緩んでいたものがあったので、増し締めを実施しました。

次に掲示板の補修。設置後、半年近くが経過して板の乾燥が進み、隙間ができたので、上下の板を詰めて隙間を埋めました。

2024年9月に設置した掲示板

よく見ると板の間に隙間が…

隙間を詰める作業

隙間がなくなり、ピッタリと!

これら補修費の一部は「ぐんま緑の県民税基金事業補助金」を活用しています。

2025年3月4日火曜日

「碓東流水地」の整備を実施

2025年3月2日、碓東小ビオガーデン「碓東流水地」の整備を行ないました。卒業式を前に、毎年この時期に行っています。
まずは水面や川底に溜まった葉っぱを掬い出し、その中に混じったカワニナなどの昆虫や魚を川に戻す作業をしました。また、生態系に悪影響を及ぼすアメリカザリガニ(特定外来生物)の駆除も進めました。

まずは川の掃除、落ち葉を掬い出します

葉っぱに隠れている昆虫・魚を川に戻します

次に、昨年春に引き続き、遊歩道に木のチップを敷き詰める作業を行いました。同校児童のご父兄にチップ(伐採した幹や枝を粉砕したもの)を提供いただき、均一の厚さになるように敷き詰めました。

大量のチップを提供いただきました

均一の厚さに調整します

歩き心地フカフカ

そして、 こちらの記事(2020/08/05)でご紹介した丸太で作ったベンチの再塗装を実施しました。想定より劣化が進み、地面に接する部分が腐食。その部分を削ぎ落とし、塗装し直しました。

脚の部分の腐食が進んでいました

耐腐食性の塗料を塗布

座面も耐腐食性塗料を塗って仕上がり

次世代を担う子供たちのため、身近なところで自然を感じることができる当施設の整備を今後も続けて参りたいと思います。引き続きご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


2025年1月23日木曜日

自然保護活動研修会を開催

1月21日、自然保護活動研修会を開催しました。講師に群馬ナチュラリスト自然保護協議会の宮前先生、大塚先生を迎え、「いろいろな生き物がすめる里山の事前環境の保護・保全について」と題し、最新の研究内容やアサギマダラの再捕獲情報なども交えてお話しいただきました。

チョウを取り巻く自然環境の変化、温暖化に伴うアサギマダラの移動の変化などについての解説と、碓東流水池、原種フジバカマ育成園の活用について話し合いました。次世代を担う子供たちに見本となるべく活動を続けることや、「自分ごと」として捉えてもらうようにする事が必要との結論に至りました。

真剣に話を聞く参加者

講師の宮前先生(左)と大塚先生

2025年1月20日月曜日

秋間里山プロジェクト2025

 2025年1月19日(日)、秋間梅林から後閑方面へと降りる坂道脇の整備を実施しました。高齢化や人手不足で手入れが行き届いていない里山を、魅力あるスポットに整備しようと始めたこの取り組みも9年目になりました。

例年ですと、1月下旬~2月上旬に実施していますが、他行事日程やメンバーの都合からこの日に実施することになりました。まずは刈払い機での下草刈から始まり、チェーンソーや枝切りばさみを用いて梅の木の余分な枝や絡まっているツタや竹などを伐採。何とか想定していた時間内に作業終了しました。

刈払い機のエンジン音が響きます

竹が増えています

蕾はまだ固いようです

魅力的なスポットに変えられるよう、引き続き進めたいと考えておりますので、皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

作業前(8:30ころ)

作業後(11:50ころ)