2025年8月3日日曜日

フジバカマの剪定と匂い袋作成準備

 2025年7月20日(日)、原種フジバカマ育成園にてフジバカマの剪定を行いました。

フジバカマ(藤袴)は、秋の七草のひとつとして古くから日本人に親しまれてきた多年草です。学名は Eupatorium japonicum、キク科ヒヨドリバナ属に属します。
8月〜10月頃に、淡い紅紫色〜白色の小さな筒状花が房状に咲きます。葉の形は3裂し、縁に鋸歯があり、乾燥すると桜餅のような甘い香りがします。昔の人はこれを匂い袋として使っていたという記録もあります。

現在では野生のフジバカマが激減しており、準絶滅危惧種に指定されています。現在流通している多くは近縁種や交雑種(例:サワフジバカマ)です。

なお、原種フジバカマ育成園では、交配しないよう種を作らず、株分けにて増やしてきました。育成管理のため、時々、剪定を行っています。

作業前(7/20 07:42頃撮影)

剪定作業のようす

作業後(7/20 14:35頃撮影)

刈り取った葉は選別ののち、乾燥させて匂い袋の原料として用います。この日は、葉の選別から乾燥まで行いました。

なお、出来上がった匂い袋は活動にご協力いただいた方々へ差し上げています。

刈り取った葉の選別作業

2025年7月11日金曜日

「原種フジバカマ育成園」の草刈りを実施しました

 2025年7月6日(日)、碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」の草刈りを実施しました。

道路脇で刈払い機を使用する際には、小石等が跳ね上がって、通行中の人や車に当たらないように、べニア板を使ってガードしながら作業を進めてました。

なお、今回の草刈りや管理の一部費用はぐんま緑の県民税基金事業補助金を活用しています。

作業のようす

小石等が飛ばないようにガードしています

掲示板周辺も丁寧に刈っていきます

刈払い機が使えない箇所は鎌を使用

作業前(9:47頃 撮影)

作業後(10:40頃 撮影)

暑い中の作業、おつかれさまでした!

2025年7月8日火曜日

「碓東流水地」夏の整備を行いました

2025年7月5日(日)、碓東小学校ビオガーデン「碓東流水地」の夏の整備を行ないました。
これは毎年、夏休み前のこの時期に実施しているもので、PTA役員の皆様と合同で整備を行っています。

冒頭のあいさつで、校長先生から「JRC指定を受けて発表することになったが、本校の校区はボランティア精神が根付いている地域であると発表しようと思う。流水地整備の管理に子供たちにも関わるようにしたところ、子供たちの意識も変わってきているようだ。」とのお話がありました。

危険回避のため、集合前に刈払い機を使用

松本代表から作業手順を説明

子供たちも積極的に参加してくれました

道路にはみ出た枝葉をバリカンで刈取り

早朝から皆さん、お疲れさまでした!
(個人情報保護のため、解像度を落としています)

梅雨の中休みのとても蒸し暑い日でしたが、皆さんのご協力によりスムーズに作業は進み、1時間ほどで終了しました。作業に参加された皆様、大変お疲れ様でした。

身近なところで自然を感じることができる、この貴重な施設を今後も、地域の皆様と共に、見守っていきたいと考えています。

作業前(2025/7/6 7:35撮影)

作業後(2025/7/6 10:12撮影)

作業前(2025/7/6 7:37撮影)

作業後(2025/7/6 10:15撮影)

2025年6月11日水曜日

環境教育講師向けの現地研修会

 2025年6月8日、碓東小「碓東流水池」において、環境教育講師向けの現地研修会を実施しました。これは6月18日に開催予定の「流水池記念日集会」に講師として参加するメンバーを対象に、現地にて指導内容を確認しました。

今回、初めて講師として参加する人もいることや、昨年の反省を基に指導内容や役割分担の変更があることから、実際に見学する順路や動植物の生態説明などシミュレーションを実施しながら進めました。

流水池記念日集会はビオガーデン「碓東流水池」の完成記念日を祝い、流水池や地域の自然環境の理解を深めることを目的としているもので、例年、「地元の専門家」として未来塾メンバーが赴き、児童に直接、流水池での学習や遊び方、注意事項などを指導しています。
なお、記念日集会当日の様子は後日、お伝えする予定です。

研修会の様子

資料と現場の状況を照らし合わせていきます

幼虫の棲み処

水棲動物を観察

2025年5月24日土曜日

ビオガーデン「碓東流水池」の整備をしました

 2025年5月18日(日)、碓東小学校のビオガーデン「碓東流水池」の整備をしました。毎年6月上旬に行われる流水池完成記念行事を前に実施しているもので、今回は草刈り、植栽作業のほか、アメリカザリガニによるものと思われる穴の補修を行いました。

 当初はいなかったアメリカザリガニですが、何故か棲みついており、流水地の生態系を破壊しています。また、流水地の法面・底部など穴をあけるので、水の流出や川岸の強度低下を招き、児童を巻き込む事故にも繋がります。

 今回は地元の水境地区で採れた粘土をベースに、30か所ほどの穴の補修を実施しました。条件付特定外来生物に指定されアメリカザリガニの駆除も併せて進めることで、児童たちの学びの場・遊びの場・憩いの場として活用されている「碓東流水池」の整備を続けて参りたいと思います。
引き続きご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

草刈りからスタート

植栽も併せて行いました

あいた穴を粘土を詰めて塞ぎました

〇印が補修箇所

2025年5月7日水曜日

かしの木保育園の「フジバカマ」植栽に協力

 2025年5月8日、富岡市のかしの木保育園の「フジバカマ」植栽に協力しました。昨年に引き続き、今年も協力することになり、10名が参加しました。

園隣接の畑に先生と園児みんなでフジバカマを植えました。手際よく、上手に作業ができました。作業後にはお礼として、みんなで歌をうたっていただきました。

フジバカマが順調に育って、旅する蝶として知られる「アサギマダラ」の飛来も期待しています。アサギマダラの観察をみんなでしたいですね。

作業に参加された皆さん、おつかれさまでした!

作業のようす

みんなで力を合わせて頑張りました

植栽後の畑 すくすく元気に育ってね!

2025年5月6日火曜日

「碓東小流水地」にてフジバカマ 植栽

2025年4月27日、碓東小学校 のビオガーデン「碓東小流水地」にて、原種フジバカマ の植栽をしました。絶滅が危惧されている原種を守るため(交配しないように)、種を作らず、株分け で増やす方法を採っています。この日は前週に掘り起こし、株分けしたものを植付けしました。

フジバカマにはアサギマダラという蝶のオスが好んで訪れます。フジバカマに含まれる物質〝ピロリジジンアルカロイド〟の摂取が性フェロモンの分泌に必要だからと言われています。アサギマダラは旅をする蝶としても知られ、台湾や東南アジアなどから日本へやってきます。中には2,500㎞もの長旅をして日本に飛来したものもいるようです。

作業のようす

種でなく、株分けで増やしています

作業後

ちょうど、ヤマツツジが見ごろでした

「旅する蝶」アサギマダラのが飛来する貴重な学校ビオトープである「碓東流水池」の整備を今後も続けたいと考えております。皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申しあげます。

2025年4月28日月曜日

原種フジバカマの植栽

 2025年4月27日、碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」にて、フジバカマの植栽をしました。4月20日に株分けしたものを植え付けました。

園芸種との交配を防止するため(絶滅が危惧されている原種を守るため)、種を作らず、株分けで増やす方法を採っています。

この日は畝の整形、穴堀り、植え付け、水やりなど工程毎に作業を分担、スムーズに進み、予定通り終了しました。作業に参加された皆さん、おつかれさまでした!





作業のようす

2025年4月23日水曜日

原種フジバカマの株分けをしました

 2025年4月20日、碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」にて、フジバカマの株分けをしました。フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。

未来塾では、絶滅が危惧されている原種を守るため、園芸種と交配しないように、種を作らず、株分けのみで増やして行く方法を採っています。この日はフジバカマを掘り起こし、株分けまでを行いました。なお、植栽は後日実施予定です。

なお、今回の作業に要した費用の一部はぐんま緑の県民税(ぐんま緑の県民基金)から支出されます。

まずはフジバカマを掘り起こします

育成状態を見ながら、株分けをします

植栽は後日実施予定

肥料を撒いて、畝づくりを進めます

2025年4月3日木曜日

「碓東流水地」の護岸補修

 2025年3月30日、碓東小学校のビオガーデン「碓東流水地」の護岸補修を実施しました。

校内に存在するビオトープとして、多くの児童たちが訪れて川の縁を歩くことで、川岸が崩れたり、川幅が狭まってしまいます。また、アメリカザリガニが開けた穴から水が漏れる被害などがあるため、定期的に補修を実施しています。

本来は前日の作業予定でしたが、降雨により、この日に延期しました。水境地域で産出された粘土を用いて護岸を補修、元通りの川幅、水深に戻すように作業をしました。

作業のようす

地元の粘土を使って護岸を補修

もとの川幅、水深に戻りました

2025年3月7日金曜日

「原種フジバカマ育成園」の整備を実施

 2025年3月2日、碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」の整備を行ないました。
先ずは、丸太で作ったベンチの再塗装を実施しました。想定より劣化が進み、地面に接する部分が腐食。その部分を削ぎ落とし、塗装し直しました。

予め腐食部分を削っておきます

塗り残しのないように、注意して塗装

出来上がり

また、すべてのベンチを点検したところ、脚となる部分を固定している金具が緩んでいたものがあったので、増し締めを実施しました。

次に掲示板の補修。設置後、半年近くが経過して板の乾燥が進み、隙間ができたので、上下の板を詰めて隙間を埋めました。

2024年9月に設置した掲示板

よく見ると板の間に隙間が…

隙間を詰める作業

隙間がなくなり、ピッタリと!

これら補修費の一部は「ぐんま緑の県民税基金事業補助金」を活用しています。