2024年12月11日水曜日

地域づくり協議会「地域づくり実践講座」に参加

 2024年12月1日、みどり市の「ながめ余興場」などを会場に令和6年度地域づくり実践講座「三方よしのまちづくりinみどり市」が開催され、未来塾からは松本代表ほか2名が参加しました。

創生落語、フィールドワーク、事例発表と盛りだくさんの内容で、見解各地で活動される皆さんとの交流もあり、とても充実した一日でありました。

なお、群馬県地域づくり協議会は県庁地域創生部地域創生課が事務局となり、県内各地で地域づくり活動を行っている団体やそれを支える自治体担当者などから構成されるもので、未来塾は設立当初から加入しており、理事、運営委員を輩出しています

会場となった「ながめ余興場

ながめ黒子の会の椎名さん(協議会前会長・左)

回り舞台の構造や、数多くの展示も見学

2024年12月9日月曜日

かしの木保育園井戸の冬囲い

 2024年12月8日、富岡市黒川のかしの木保育園の井戸ポンプに冬囲いをしました。こちらの記事(2024/3/16掲載)の井戸です。

この日の作業を見学に、子供たちをはじめ保護者や先生方、合わせて40名以上集まりました。作業を進めるのと同時に、松本代表より井戸掘りの経緯や冬囲いの手順を説明。来年以降は保護者、先生方が冬囲いをするとあって、みな真剣に作業の進行を見たり、撮影をしていました。

みんなから見詰められる中での作業

無事完成!!

碓東小ビオガーデン「碓東流水池」冬の整備

 2024年12月8日(日)、碓東小ビオガーデン「碓東流水地」の整備を行ないました。毎年この時期に行っているもので、同校PTA役員の皆さんと協同で作業を行ないました。

周辺の掃除、川の中の落ち葉さらい、その中に混じってしまったカワニナなどの昆虫や魚を川に戻す作業など、PTA役員の皆様方、校長をはじめ先生方と共に作業を行いました。落ち葉が非常に多かったのですが、以前よりも積極的に作業に取り掛かっていただく方が増え、順調に進み、想定していた時間よりも早く終了しました。

作業のようす

おつかれさまでした!
(個人情報保護のため、解像度を落としています)

その後は「ガチャポンポンプ」の冬囲い。藁を使ってポンプの周りを囲みます。こうすることで、凍結によるポンプの破損を防ぐことが出来ます。

早朝よりご参加いただいた皆様、おつかれさまでした!

ポンプの周りに藁を巻き付けます

ガチャポンポンプも冬支度

作業前(12/8 8:15撮影)

作業後(12/8 11:36撮影)

2024年12月6日金曜日

「流水池整備体験」を行いました

2024年12月3日、碓東流水池にて、3年生による「流水池整備体験」を行いました。これは総合的な学習の一環で、遊びの場や学習の場として日頃使っている碓東流水池の整備を通じて、地域の自然環境にも興味を持って貰うことなどを主な目的としています。

この時期の流水地は、多くの落ち葉で水面を覆い尽くしています。この落ち葉をさらって、その落ち葉と一緒にあがってくる生き物を捕獲し、また池に戻していくという作業を体験して貰いました。単に作業をするだけでなく、流水池にはどんな生き物がいるのか観察も併せて行いました。

実際に生き物を見て触れることができて、子供たちにとって、とても貴重な経験だったのではないでしょうか。

水中の落ち葉をさらう作業

落ち葉に隠れている生き物を探します

碓東流水地にいる様々な生き物を観察

生き物を大切にしましょう!

2024年12月2日月曜日

「碓東流水池整備体験」講師役の学習会

碓東小のビオガーデン「碓東流水池」では児童が遊びの場や学習の場として利用しています。
この度、3年生が総合学習の時間を使って流水池整備をすることになり、未来塾メンバーが講師役としてサポートすることになりました。

碓東流水池の整備は年間を通して、また、PTAの皆さんとの合同作業は年に4~5回実施しており、近年は親子での参加も増えています。
この時期は落ち葉が川に堆積し、「隠れ家」として小さな生き物の役に立っている一方、比較的大きな生き物にとっては邪魔で、水の流れにも影響が出てきます。そのため、川底に堆積した落ち葉をすくい、葉に付いている生き物を川に戻す作業を行ってきました。

児童が整備を行うことで、生き物や地域の自然環境に興味を持って貰うことができるのではと、学校からの提案を受けてはみたものの、PTAの皆さんとの合同作業と児童のみとでは勝手が違います。

講師役を務めるメンバーが集合。アサギマダラの観察会マーキング体験をもとに、児童の動きなどをイメージしながら、全体の流れや手順の確認を行いました。
整備当日の様子は後日、お伝えする予定です。

まずは現状把握

児童への注意事項を再確認

捕獲した生き物の観察も出来たらいいなぁ…

2024年11月18日月曜日

原種フジバカマの刈り取り

 2024年11月17日、碓東小隣接の原種フジバカマ育成園にて、フジバカマの刈り取りをしました。絶滅が危惧されている原種を守るため、株分けのみで増やして行く方法を採っています。そのために種が出来て園芸種と交配する前にこの時期に刈り取りを行っています。

フジバカマは秋の七草の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。フジバカマには「旅する蝶」と呼ばれている「アサギマダラ」のオスが好んで訪れます。フジバカマに含まれる物質〝ピロリジジンアルカロイド〟の摂取が性フェロモンの分泌に必要だからと言われています。

なお、今回の刈り取りや管理の一部費用は令和6年度ぐんま緑の県民税基金事業補助金を活用しています。

先ずはフジバカマ保護柵の取り外しから

刈払い機を使ってフジバカマを刈り取ります

運び出しやすいように、適当な大きさに纏めます

のぼりや掲示物の撤収も併せて実施

作業前(11/17 8:08撮影)

作業後(11/17 9:49撮影)

2024年11月10日日曜日

碓東流水池のアメリカザリガニ捕獲

 未来塾では定期的に碓東流水池でアメリカザリガニの捕獲、駆除を実施しています。アメリカザリガニは海外から入ってきた「外来種」であり、日本の生態系に悪影響を及ぼすとされ、2023年6月に環境省が「条件付特定外来生物」に指定しています。

 碓東流水池に当初はいなかった筈のアメリカザリガニですが、何故か棲みついており、流水地の生態系を破壊しています。また、流水地の法面・底部など穴をあけ、水の流出や強度低下を招き、ひいては事故発生のおそれもあります。

 「条件付特定外来生物」に指定されたことにより、アメリカザリガニを池や川など野外に(もちろん碓東流水池も)放すことは禁止となりました。適切な管理を行わずに自力で逃げ出した場合も違法となるので、逃げ出さないよう飼育する必要があります。なお、これらの違反があった場合には罰則(懲役または罰金)が科されます。

 地域の生態系を校内で再現することで、子どもたちに学習の場、遊びの場、癒しの場として活用して貰えるようにしたいと考えています。引き続き皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

アメリカザリガニ捕獲のようす

この日は95匹を捕獲

2024年11月9日土曜日

フジバカマの保護策用竹材準備

11月4日、 大谷地区の竹林でフジバカマの保護策用竹材を準備しました。これは碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」で、フジバカマが成長したときに茎の途中から折れてしまうのを防ぐために用いる保護柵として用いるものです。竹の性質から刈り取るのはこの時期が最も関しているとのことからこの日の作業となりました。

前日までの雨の影響で、足場が滑りやすいコンデションの中、作業開始。チェーンソーを使って竹を切り、枝葉を取り除き、約4mに切り揃えました。
来年、原種フジバカマ育成園で使用する予定です。作業に参加した皆さん、おつかれさまでした!

竹の伐採

枝を落として整えます

長さを揃えます

軽トラに積んでフジバカマ育成園へ出発!

皆さん、おつかれさまでした!!

2024年11月1日金曜日

アサギマダラの学習会

 2024年10月22日、「海を渡る神秘な蝶アサギマダラの異常気象による影響」と題して学習会を開催しました。講師は群馬ナチュラリスト自然保護協議会の宮前先生、大塚先生。
温暖化によるアサギマダラの北上および南下時期の変化と、フジバカマなどの開花時期に関してお話しいただきました。

 また、次代を担う子どもたちに命の大切さを考えて貰う方法として、紙しばい「翔べ!! アサギマダラ ~小さな命のバトンリレー~」を作成しましたが、この反響と今後どう活かすか話し合いました。

講師の宮前先生(左)と大塚先生(右)

標本をお持ちいただき、見せていただきました


当日の配布資料より

2024年10月16日水曜日

碓東小児童によるアサギマダラのマーキング

2024年10月10日(木)、碓東小学校隣接の「原種フジバカマ育成園」において、同校3年生を対象に「アサギマダラのマーキング体験会」を行いました。昨年に続き、2回目の実施です。

3年生は「総合的な学習の時間」を使って、碓東流水地やアサギマダラのことを学習しています。9月29日のマーキング練習に続いて、2人1組でマーキングをしました。この日はアサギマダラが数多く飛来していたので、急遽実施することになったのですが、練習の甲斐あって、とてもスムーズに観察、記録して、マーキングできました。

アサギマダラ生態の解明のため、有志に全国的にマーキング調査が実施されていますが、このように小学生が参加する事は少ないので、とても貴重な体験ができたのではないでしょうか。


先ずは捕獲したアサギマダラを観察して記録

羽根に捕獲地、日付、識別番号を書きます

先生方もマーキングに参加

原種フジバカマ育成園のようす

2024年10月5日土曜日

碓東小での紙しばい読み聞かせが上毛新聞に掲載

2024年10月5日(土)の上毛新聞に、先日、碓東小学校で行われた紙しばい「翔べ!! アサギマダラ ~小さな命のバトンリレー~」の読み聞かせの様子が掲載されました。

この紙芝居は同校隣接の「原種フジバカマ育成園」で捕獲、マーキングされた蝶「アサギマダラ」が鹿児島県喜界島で再捕獲されたというエピソードからなるもの。群馬ナチュラリスト自然保護協議会の皆さんにより、子ども達に旅する蝶、アサギマダラを通じて、命の大切さ、環境保護などを考えて貰うきっかけとして作成されました。

2024年10月5日付上毛新聞

読み聞かせのようす

紙しばい「翔べ!! アサギマダラ」より

2024年10月4日金曜日

碓東小児童のアサギマダラ観察

 2024年10月1日(火)、碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」において、同校児童を対象にアサギマダラの観察会を実施しました。

アサギマダラは「旅する蝶」「渡り蝶」として知られ、春から夏にかけて南から北へ移動し、移動先で産卵し一生を終える。秋になると、成虫になった次の世代が南へ移動します。なぜ移動するのか謎が多く、その解明のため、全国的にマーキング調査が実施されています。

この日は2年生と4年生が「原種フジバカマ育成園」に飛来したアサギマダラを観察しました。1年生はマーキングの見学もしました。
なお、3年生は総合学習の時間として、実施しています。(その時のようすはこちら)

アサギマダラ(原種フジバカマ育成園にて撮影)

観察会のようす

1年生はマーキングを見学
(個人情報保護のため低解像度としています)

2024年9月29日日曜日

「原種フジバカマ育成園」に看板・掲示板を設置

 碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」に看板と掲示板を設置することになりました。

先ずは、掲示板、看板となる木材の製材から。そのうち掲示板は板3枚を合体させて、1つの大きな板にして設置します。




製材、塗装が終わったら、柱に取り付けるための金具を取り付けます。実はこの金具もオリジナル、未来塾メンバーのお手製で、鉄の板を折り曲げて形を整えて塗装したものです。



次は、柱を立てて組み立てです。掲示板は板3枚をつなぎ合わせますが、ズレないようにダボできっちり固定。慎重に組み立て作業を進めます。







ところで、「フジバカマ育成園」の文字をどうするか? ペンキで文字を書くのも芸がない。話し合った結果、木の板を文字の形に切り抜き、貼ることに…










今回の活動の費用の一部は令和6年度ぐんま緑の県民税基金事業補助金を活用して行っています。