2024年4月29日月曜日

フジバカマ株分けを実施

 2024年4月28日、碓東小隣接の「原種フジバカマ育成園」にて、フジバカマの株分け、植え替えをしました。

フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。
未来塾では、絶滅が危惧されている原種を守るため、園芸種と交配しないように、種を作らず、株分けのみで増やして行く方法を採っています。

ところで、フジバカマにはアサギマダラという蝶のオスが好んで訪れます。フジバカマに含まれる物質〝ピロリジジンアルカロイド〟の摂取が性フェロモンの分泌に必要だからと言われています。アサギマダラは旅をする蝶としても知られ、台湾や東南アジアなどから日本へやってきます。中には2500㎞もの長旅をして日本に飛来したものもいるようです。
昨年、「原種フジバカマ育成園」で捕獲、マーキングしたアサギマダラが鹿児島県喜界島で再捕獲された記録もあります。今年もアサギマダラ の飛来を期待しています。

なお、今回の植え替えや管理に要する費用の一部はぐんま緑の県民税(ぐんま緑の県民基金)から支出されます。

先ずはフジバカマを掘り起こします

株分けをします

その間に畑を整えます

1つ1つ丁寧に植えていきます

大きく成長してアサギマダラを呼び込んでね!

2024年4月18日木曜日

保育園の「フジバカマ」植栽に協力

2024年4月17日、富岡市のかしの木保育園の「フジバカマ」植栽に協力しました。コチラの記事「井戸掘り」の縁から、今回も協力することになり、代表・松本のほか、メンバー8名が参加しました。
深夜から早朝にかけての雨で、一時は心配しましたが、作業開始時には天候も回復。園庭にあったものを株分けし、畑に先生と園児みんなでフジバカマを移植しました。協力し合って、手際よく上手に作業ができました。その後、お礼としてみんなで歌をうたっていただきました。
フジバカマが順調に育って、旅する蝶として知られる「アサギマダラ」の飛来も期待しています。アサギマダラの観察を保育園のみんなでしたいですね。
作業に参加された皆さん、おつかれさまでした❣

作業前に皆さんへ説明

傷つけないように慎重に植えつけます

お水をたっぷりかけます

早く大きく育って、アサギマダラを呼んでね!

2024年3月16日土曜日

保育園の井戸掘りに協力

富岡市のかしの木保育園の井戸掘りに協力しました。1ヶ月ほど前から縁あって、園内の井戸掘りに関わることになりました。この地域の地質は石が多く、掘るのが非常に困難で、石の層に当たる度に様々な工具を導入して掘り進めました。

先生や保護者、園児までもが力を合わせて掘り進めた結果、3月14日、遂に水が出るようになりました。実はこの井戸、卒園児からの卒園記念とのこと。17日の卒園式に間に合って良かったです!

作業に関わった皆様、おつかれさまでした。


2024年3月14日木曜日

令和6年度「ぐんま地域づくりAWARD」レポート募集(5/10〆切)

群馬県地域づくり協議会では、県内で活発に地域づくり・ひとづくり活動に取り組んでいる団体・企業・商店街・学校等を顕彰しています。ぜひ皆さんの活動に対する想いや内容をレポートにして、応募してください!!

1.各賞・副賞
ぐんま地域づくりAWARD大賞 8万円
ぐんま地域づくりAWARD奨励賞 3万円(若干数)

2.対象団体
県内で活発に地域づくり・ひとづくり活動に取り組んでいる団体・企業・商店街・学校等

(1)活動歴 ​2年以上(令和6年5月1日時点)

(2)活動内容

  • 災害に強い地域づくり活動。住民同士の支えあい、地域コミュニティの維持をめざす活動、過疎化対策など
  • 子どもの見守りや居場所づくり、子ども食堂、地域の学校との協働による子どもの健全な育成の活動など
  • 高齢者の生きがいづくりや日常生活のサポート・ケアの充実に取り組む活動など
  • 景観保全の活動。地域交通、公共施設の整備による快適な生活環境をつくり出す活動など
  • 地域文化の振興や掘り起こし、伝承する活動。地域スポーツの育成、住民の健康づくりの活動など
  • 地球温暖化防止や地域循環型社会をめざす活動など
  • 都市と農山漁村との交流をすすめる活動。地域資源を活かした地域産業を振興する活動など
  • 食育や地域に根ざした食文化を育む活動。地産地消をすすめる活動。食品ロス削減に取り組む活動など
  • 地域防犯、地域点検などによる犯罪に強いまちづくりの活動など
  • 子育て支援、子育てネットワークづくり、世代間交流の活動など
  • 震災復興にむけてのまちづくり活動や震災復興支援の活動など

応募方法、提出先ほか詳細はこちら

2024年3月10日日曜日

【手動製麺機】データベースの追加登録と写真撮影

未来塾では地域の食文化を後世に繋げようと、手動製麺機を使ったうどん、そば作りなどの活動を行っています。400を超える台数の管理のため、データベースを作成、活用しています。

2024年3月10日(日)、新たに入手した分を登録するため製麺機の写真撮影を行いました。メーカー、型式や個体の特徴などが解るように、前後左右からの方向に加え、底面や上からの写真を撮影しました。
また、 収納棚の増設も併せて実施、製麺機の収納スペース拡大を図りました。

底面に購入した年月日、購入金額などが記載されているものもあり、私たちは特に「裏書」と呼んでいますが、そこから時代背景、経済状況などが推測できる、とても貴重な資料にもなっています。

手動製麺機の撮影のようす

データベースへの登録、写真撮影を待つ製麺機

希少な「野口式」の製麺機もありました

昭和12年(1937年)に3円80銭で購入

2024年3月4日月曜日

碓東小ビオガーデン「碓東流水地」チップ敷き

 2024年3月3日、碓東小ビオガーデン「碓東流水地」の整備を行ないました。今回は遊歩道に木のチップを敷き詰める作業を実施しました。
伐採した幹や枝を粉砕したチップを提供いただき、それを均一の厚さになるように敷き詰めました。

次世代を担う子供たちのため、身近なところで自然を感じることができる当施設の整備を今後も続けて参りたいと思います。引き続きご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

作業のようす

チップを均一の厚さに敷き詰めます

整備後の遊歩道 歩き心地フカフカです!

2024年2月13日火曜日

碓東小ビオガーデン「碓東流水池」川底の掃除

 2024年2月12日、碓東小ビオガーデン「碓東流水地」の掃除を行ないました。今年は落ち葉の川底への堆積が多く、生態系への影響か懸念されたので、川底の掃除を急遽実施しました。

川底の落ち葉さらい、その中に混じってしまった生物を川に戻す作業や、生態系に悪影響を及ぼすアメリカザリガニ(条件付特定外来生物)の駆除も進めました。
併せて、遊歩道へ敷くチップの搬入も実施しました。資機材のご提供をいただきました皆様に深く感謝申し上げます。

作業の様子

水分を含んでいるので、思いのほか重労働

お魚さん達も泳ぎやすくなったかな?

2024年2月12日月曜日

令和5年度「地域づくりネットワーク」にて活動発表

群馬県地域づくり協議会(事務局:県庁地域創生課)では、県内各地で地域づくり活動を実践している方々を繋ぐきっかけづくりとして、地域づくりネットワークを開催しています。

今年度は2024年2月8日にWebにて開催されました。今回は民間団体で協議会運営委員をされている方から所属団体の活動や想いなどを発表するほか、参加者相互の意見交換、交流を深める場として設定されました。

未来塾からは高橋運営委員が発表。予め6分弱に編集した活動内容やメッセージを収めた動画を観ていただきました。その後のグループ討議や全体交流会では活動を進める上での悩みや疑問などを話したり、助言するなど参加者同士の交流が深まりました。


2024年1月28日日曜日

秋間里山プロジェクト2024

安中市の観光スポットである秋間梅林を整備するため、2016年より、「秋間里山プロジェクト」を立ち上げ、秋間梅林から後閑へ向かう道路の周辺で整備を行っています。

2月17日からの「秋間梅林祭」を前に、1月28日に整備を行いました。草刈り機の新種の刃を導入したことと、作業に慣れたこともあり、スムーズに作業を終えることができました。

作業の様子

皆さんおつかれさまでした!

今年もフクジュソウが出迎えてくれました

作業前(前日午後3時ころ)

作業後

2024年1月3日水曜日

アサギマダラ・安中から喜界島へ1,200kmの旅

原種フジバカマ育成園でマーキング後、放ったアサギマダラが鹿児島県喜界島にて再捕獲されました。「GN03 あんなか 10.7」とあり、10月7日にマーキングした個体と確認されました。安中から約1,200kmもの距離を移動していたことが判明しました。

別の個体も静岡県で複数の確認がされており、今まで謎とされていた「旅する蝶」の移動ルートが解明されつつあるようです。

なお、この様子は上毛新聞(2023年12月30日付)にて紹介されました。

鹿児島県喜界島にて再捕獲されたアサギマダラ

安中から鹿児島・喜界島まで約1,200kmの旅